研究企画発表会&大学模擬授業(2学年課題研究)
現在2年生は富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでおり、11月14日には地域課題研究の各チームが研究企画書の発表を行いました。その際、宮城県内外の大学から講師の先生をお招きし、各チームの発表について研究テーマの設定や研究手法、研究の方向性などに関する助言をいただくことができました。
また、その後には講師の先生方による専門分野の研究に関する模擬授業が行われ、生徒たちはさらに深い理解を得ることができました。これらの活動を通じて、実践的な知識や視点を身につけ、地域社会の課題解決に向けた意識が高まりました。今後、いただいた助言を参考に研究を進め、より具体的な解決策を導き出すことを目指します。
以下は生徒の感想です。
▽アイデアはつくるもだから、リサーチをして考えるものであると聞き、私たちでもちゃんと物事を調べ新しいものを発明するのでなく、現状を再発明することなら可能なのではと思いました。デザインは新しい視点を提供すること。デザイン思考は今の課題研究を行っている私たちに必要だと感じました。要素の間の関係をしっかり見極めることが大切。人のためにニーズや制約によりそうことがなによりも重要であると学びました。公平な世界の実現を目指したいです。
▽課題解決に向けたヒントとしてあげられていた中で課題に対して「正解」を探すのではなく解になる「成解」を目的とする。という言葉は課題研究だけでなく今後の進路にも役立つものだなと感じました。研究や進路は複雑なもので目的を“正解”にしてしまうと理想や目標が高くなりすぎて、解決達成するのが大変になってしまいます。そのため自分で道を定める、解をつくる、"解”にすることであらゆる課題を解決しやすくしていきたいです。
▽課題研究というものに対して180度見方が変わるような授業だった。授業を受けている中で、私たちがどれだけ恵まれた環境に置かれ、情報の渦にのまれ、受け身な状況であるかを実感した。課題解決をするにあたり、まず自分事として何でも捉えてみるというのをもっと実践していきたいと思った。私自身仙台市民だけど、富谷市の問題に対し他人事になるのではなく、もっと自らに関連する事として考えて、何ができるのかという解決に繋げていこうと思う。