校長あいさつ

 

 学校長挨拶

宮城県富谷高等学校 校長 田渕 龍二  

 みなさんこんにちは。本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校富谷高等学校は、「進取・明知・自律・協同」を校訓とする普通科(3類型選択制)の学校です。進取の精神に富み、国際的な視野に立って、広く社会の発展と文化の創造に貢献する、個性豊かな人間を育成することを目指しています。平成6年4月の開校以来、各方面で活躍する多くの人材を育んできました。今年度は、277名の新入生を迎え、各学年7クラス、生徒総数789名でスタートしております。

 本校の特色としてご紹介したいことは、まず、校舎などの施設が特徴的なことです。公立高校としては珍しい円形の講義棟があり、普通教室棟と特別教室棟などは回廊式の廊下でつながっています。それら建物と建物とのあいだには緑豊かな中庭も配置され、天気のよい日には笑顔でお弁当を広げている生徒の姿があちこちに見られます。部活動の演奏会や発表会などが青空のもとで開催されたりもします。また、校舎には美しいステンドグラスがちりばめられていますし、芸術的なオブジェやモニュメントが校地内に設置されています。さらに、学校のシンボルとなっているカリヨン(時計台)が、朝昼夕と美しい調べを奏で、心に潤いを与えてくれます。

 このような学習環境の本校は、ユネスコスクールとしてESD(持続可能な発展のための教育)を推進していることも特色のひとつです。SDGs(持続可能な開発目標)に基づき、地域社会の課題の発見と解決に寄与し、地域社会の発展に貢献することのできる学校を目指しています。1年生では普通科として基礎基本となる学習を行うのと同時に、「T-time」(本校では総合的な探究の時間を「T-time」と呼んでいます)を軸として、世界と地域の問題を包括的に捉えられるような活動も行っています。そして2年生以降は、それぞれの進路やSDGsの17の課題を参考に、人文・国際・理数の3つの類型からひとつを選んで学ぶ「類型制」に移行します。それぞれの類型において、より魅力的で持続可能な地域のあり方を考える「T-time」における学習を深めるとともに、海外の高校との交流、留学生の受け入れなどをとおして、グローバルな視野を獲得できる場も提供しています。

 このように、さわやかで明るい校風を伝統として維持しつつ、世界(グローバル)を視野に入れた探究的な学びを展開しながら、富谷市で唯一の高校として地域(ローカル)に貢献する「グローカル」な人材の育成に励んでおります。

 これまで本校は、多くの方々、特に地域の方々に多大なるご支援をいただきながら教育活動に取り組んで参りました。ありがとうございました。引き続きこれまでと変わらぬご支援とご協力をいただければ幸いです。また、ホームページをご覧の保護者及び保証人の皆様、同窓生の皆様をはじめ、多くの関係各位に今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。

校長式辞・挨拶

 

令和5年4月10日(月) 始業式挨拶
令和5年4月10日(月) 入学式式辞
令和6年3月1日(金) 令和5年度 卒業式式辞.pdf