2022アートマイル報告
富谷高校は,海外の高校生と1年間の交流をしつつ,そのまとめとして《SDGs達成の想いを込めた壁画》を協働制作=「アートマイル」活動をしています。今年は8年目の取り組みで,パートナーは,サウジアラビアの高校International Programs Schoolでした。 今年のテーマは「SDGs#12 つくる責任つかう責任 」。持続可能な世界の実現のため《私達の消費行動が世界を変えることにつながる》ことを伝えるために,SDGs#12のロゴマークを絵のモチーフとして使いました。
壁画で伝えたいメッセージは3つです。
1つ目は「責任を持って製造された製品」を使うこと,2つ目は「賢い消費者」になること,3つ目はこれを実現するために私たちの国や地域が努力をしていることです。
絵に描いた題材についての説明は以下です。
・私たちの消費行動を変えることで世界を良い方向に変えていくことができることを象徴するために,SDGs#12の矢印マークを描きました。
・矢印の外側に,SDGsが達成されない荒廃した世界を描きました。食物を捨てている人がいる一方で、空腹な人もいる状態,海にプラスチックの袋やゴミが捨てられている状態,木々が切り倒されて切り株だけの山の状態,工場などから煙などが排出されて大気が汚れている状態です。
・矢印の内側に,現在の問題の実践とそれによって残すことが出来る自然や文化を描きました。富谷高校が描いたのは理想的で美しい日本の四季です。春として,桜の木と花の周りを舞うチョウチョたち,夏として,青い空と青々としげる山々の木々のある自然,秋として,紅葉で色が変わった木と木の実や穀物,冬として,トナカイ,雪だるま,かまくらを描きました。
・矢印の内側に,両国を象徴するものを描きました。富谷高校が描いたのは,日本地図,富士山,紅白の格子模様,竹,城、羽ばたく鶴です。鶴は折り紙から平和に発想を飛ばし,現在の世界でも戦時下にあるウクライナなどへのメッセージも込めています。SDGs12の達成のためには私達がユネスコの理念である「心の中に平和の砦を築いて」頑張らなくてはならないという思いを込めました。
昇降口に掲示してありますので,ご来校の際には是非ご鑑賞ください!