学校ブログ

学校ブログ「カリヨンの調べ2024」

留学生ウイリアム・ウキラ君の修了式

1月31日(金)に留学生修了式を行いました。

9月から留学生として受け入れているウイリアム・ウキラ君がアメリカに帰国します。ウイリアム君は日本語の学習だけではなく、学校行事などにも一生懸命取り組んでくれました。特に修学旅行に参加したことで、2年生の生徒たちと多くの思い出を共有できたようです。日本の文化を積極的に理解しようとする姿勢は、異文化理解の観点から富谷高校生に良い影響を与えてくれました。

日本での経験をこれからの人生に役立てて、さらなる飛躍を期待しています。

令和6年度 第4回とみやわくわくミーティング

1月28日、本校人文講義室を会場に『とみやわくわくミーティング』が開催されました。富谷市長若生裕俊様、宮城大学事業構想学群准教授佐々木秀之先生をお招きし、「若者にとっての選挙について~若者の選挙への関心を高めるには~」をテーマにして本校2年生16名が参加して活発な議論が交わされました。

同日には本校公民科と富谷市選挙管理委員会が主催する「主権者教育に関する講演会」がおこなわれ、生徒たちは模擬投票にも参加しました。その経験を踏まえて、富高生目線で様々な意見が出されました。

まず目立ったのが、「思っていたより投票は簡単だった」という意見です。選挙に行った経験がない高校生にとっては、たとえば候補者の氏名が投票所に掲示されていることや筆記用具が準備されていることも新鮮な気づきだったようです。どうやって投票すれば良いか分からない状態が、投票を妨げる心理的な要因になっているのかもしれません。また、本題の「若者の投票率を上げるには」については、「候補者についてよく知らない」ことが主な原因なので、候補者の情報を周知するための手段について多くの意見が交わされました。「SNSを活用すべき」「インターネットで広告を出してみては」「公共交通機関の車内アナウンスで候補者の情報を流す」「学校に来て演説会をしてもらう」などのアイデアが提案され、生徒一人一人が真剣に問題と向き合う姿が見られました。少々残念だったことは、候補者の情報を周りから与えられるためのアイデアばかりで、自ら知ろうとするためのアイデアが無かったことです。政治や選挙を知ろうとする姿勢、主体性を育てることの大事さを改めて痛感しました。

このミーティングの内容を、参加しなかった生徒とも共有して、選挙を自分事として考えられる富高生を育てていきたいと思います。

2年型別進路ガイダンス

1月23日(木)に2学年生徒を対象にした「型別進路ガイダンス」を実施しました。

当日は、大学(文理別)、短期大学、看護学校、専門各種学校、公務員・民間就職の5つのコースに分かれ、外部講師の先生方から講話をいただきました。また、大学コースを選んだ生徒達には、年内入試で既に合格を勝ち取った3年生から、進路決定までの体験談を聞く時間も設けられました。3年生の中にはこの日のために自作のスライドを準備してきた生徒もおり、3年間の学習の進め方や受験との向き合い方など、後輩達に熱く語りかける様子が印象的でした。後輩達もその思いをしっかりと受け止めることができたようで、会の終盤には後輩達から発表者の先輩達へ、多くの質問も投げかけられました。

2年生にとって、それぞれの専門分野の講師の先生から具体的な講話をいただけたこと、また、自分のいちばん身近な存在である先輩方の体験談を聞くことができたことは、今後の進路意識を高める良い経験になったことと思います。このガイダンスを受けた翌日には、さっそく進路指導室に足を運んできた2年生の生徒もおり、この会を、いわゆる“3年生0学期”を好発進させるきっかけとできた生徒も多くいたようです。

第2回 富谷市の未来について考える市民ワークショップ

2025年1月11日(土)、東向陽台公民館で開催された『令和6年度 第2回 富谷市の未来について考える市民ワークショップ』に、本校の生徒たちが参加しました。

今回が2回目となり、富谷市の「いい所」や「課題点」を洗い出した第1回目の内容をもとに、具体的な解決策や取り組み方について議論が行われました。参加生徒は全員が富谷市在住であり、地域の未来を真剣に考え、次々とアイデアを出していました。例えば、「広報誌の種類を増やす」「自然を生かした観光スポットを作る」「渋滞解消のための取り組みを行う」といった、高校生ならではの視点が光る提案が多くありました。他の参加者の方々も、生徒たちの意見を熱心に聞き、「若い世代の声はとても新鮮で元気をもらえる」といった感想を述べられていました。

今回のワークショップで議論された具体策は、来月開催される第3回目でまとめられ、「第2次富谷市総合計画」に反映される予定です。生徒たちも市民とのディスカッションに参加して楽しく、賑やかな雰囲気でした。

生徒たちにとって、地域の様々な世代と意見交換をする機会はとても貴重です。このような活動を通じて、まちづくりの楽しさや責任感を学び、将来の富谷市を担う人材としてさらに成長していくことを願っています。

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次回のワークショップも、生徒のみなさんの活躍を楽しみにしています!

第1回 富谷市の未来について考える市民ワークショップ

12月21日、富谷市役所にて『令和6年度 第1回 富谷市の未来について考える市民ワークショップ』が開催されました。富谷市が令和8年度からの10年間に実施する「第2次富谷市総合計画」策定するにあたり、富谷市民が今後のまちづくりについて考えるために行われたものです。ワークショップは10代から80代の各年代の市民の方々で構成され、富谷高校からも2年生2名、1年生6名(全員富谷市在住)が参加しました。

ワークショップでは、グループごとに富谷市の現状(良いところや課題)を話し合う時間がメインとなりました。各グループとも積極的な意見交換が行われており、本校生徒もそれぞれのグループ内で唯一の10代として、緊張しながらも年配の方の意見に耳を傾けたり、高校生としての立場で意見を発表したりしていました。

最後にはグループごとに話し合った内容が発表され、「富谷市の自然を維持して欲しい」「公共交通機関の整備が望まれる」「交流したり遊んだりする施設があればいい」などの意見が出されました。本校生徒もマイクを握って、市役所職員の方々や富谷市長の前で堂々と意見を発表する姿が見られました。

このワークショップは全3回の予定で、年明けには第2回・第3回が開催されます。次回以降も同じ生徒が参加しますので、より深い議論に貢献できることと思います。

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