【1学年SDGs課題学習①】
1年生がこれから本格的に課題学習に取り組むにあたり、最初の題材として「世界の人々と様々な文化・生活を知ろう」というテーマで調べ学習と発表を行いました。
SDGsは地球規模の課題を扱うものですが、そもそも世界に暮らす多様な人々について理解がなければ、効果的な実行や新しいアイディアは生まれません。さらに、異文化を「理解不能」として片づけてしまえば、相手に自分の思いを届けることもできません。そこで、まずは“世界の多様さに触れること”から学びを始めることが大切だと考え、今回のこのテーマを設定しています。
授業では、YouTubeに公開されている各地の民族の文化や楽器・踊りの映像をきっかけにして。映像から興味をもった国や地域を選び、それぞれが衣食住や歴史、宗教、自然環境などに視野を広げながら調べを進めました。一人ひとりで調べた内容はレポートにまとめるだけでなく、動画や画像を交えてわかりやすく紹介する工夫を加え、最終的に各班でまとめてクラス内で発表し合いました。
発表を通して、生徒は自分とは異なる文化や生活様式を「面白い」「不思議だ」と感じながらも、それがその地域で生きる人々にとって大切な意味を持つことを理解しました。友達の発表を聞くことで、自分が選ばなかった国についても知識が広がり、「世界」をより立体的に捉えることができたようです。
今回の活動は、これから行うSDGs課題研究に向けた基礎固めです。まずは「世界を知る」ことから出発し、異なる文化や価値観を理解する姿勢を育てることで、生徒たちは自分自身の学びをより広い視点から深めていくことができるはずです。