探究の集大成!第31回生「収穫祭」本選レポート
4月18日(土)、本校体育館にて、31回生(3学年)による課題研究の集大成「収穫祭」本選が開催されました。
本校では、富谷市役所の組織(企画部、総務部、市民生活部、保健福祉部、経済産業部、建設部、教育部)と同様に、学年内に研究チームを組織し、仮想市役所として7つの部局に分かれて活動しています。富谷市役所とも深く連携し、市の総合計画を活用しながら、地域社会のリアルな課題解決に挑んだ約1年間の集大成でした 。
本日は、学内予選を勝ち抜いた精鋭チームによる、熱気あふれるプレゼンテーションの様子をお届けします。
■ 今年度の挑戦:「他者の視点」で深化する探究
31回生の探究活動では、「さまざまな他者の視点を活かして視野を広げ、課題研究の深化を図る」ことを重点テーマに掲げました。例年以上に「教室の外」や「異なる世代」との接点を増やしたのが今年の特徴です。
〇宮城大学との連携強化
宮城大学の学生とのブラッシュアップセッションを重ね、学生の専門的な知見を取り入れることで、研究の学術的価値を高めました。
〇1・2年生合同課題研究の実施
令和8年1月に実施された合同研究では、後輩(1年生)に自分たちの研究を伝え、フィードバックを受けることで、多角的な視点から自分たちの論理を再構築しました。
〇現場主義のフィールドワーク
「現場の実態を直接観察する」ことを重視し、市役所や地域施設へのインタビュー、市民へのアンケートなど、血の通ったデータ収集にこだわりました。
〇外部コンテストへの挑戦
「マイプロジェクトアワード」などの外部コンテストに積極的に参加し、他校の生徒や専門家と切磋琢磨することで、表現力と探究内容を磨き上げました。
■ 収穫祭本選:緊張と誇りのステージ
審査員には、富谷市長をはじめ、宮城大学・宮城教育大学の諸先生方、PTA会長をお招きしました。
発表の場では、現場で得た実感を伴う提案が次々と飛び出しました。審査員からの鋭い質問に対しても、自分たちが歩いて集めたエビデンスをもとに、堂々と、かつ真摯に答える姿が印象的でした。
★本年度入賞チーム
研究の質の高さが拮抗する中、見事入賞を果たしたのは以下のチームです。
第1位(持続可能な地域とまちづくり大賞)
企画部A3班「発酵パワーで三世代をひとつに!」 ※特別賞とのダブル受賞!
第2位
教育部G6班「人生ゲーム大作戦~不登校生徒への支援に関する提案~」
第3位
保健福祉部D1班「つなパ!with とみやっ子~人と人がつながるパークをとみやっ子と作る~」
入賞した皆さん、本当におめでとうございます!
特に第1位の企画部A3班は、富谷市の特色を活かした独自性の高い提案に加え、複数のフィールドワークに取り組んで他者の視点を取り入れた、説得力のあるプレゼンテーションが高く評価されました。
■ 結びに:次代へ引き継がれる「探究のバトン」
審査員の先生方からは、「フィールドワークに基づいた提案に深みがある」「1年間取り組み、自分たちで考え抜いた結論を、5分という短い時間の中で、他者が納得する形で伝える力が非常に伸びている」との総評をいただきました。
最後に、32回生以下の後輩のみなさんへ。
28回生からスタートした現在の「仮想市役所」形式による課題研究も、今年で4期目を迎え、富谷高校の新たな伝統として定着してきました。
これから探究を深めるにあたって、ゼロから新たなテーマを考える視点はもちろん大切ですが、それだけではありません。
〇先輩たちが積み上げてきた研究を、今の時代に合わせて「ビルドアップ」させる。
〇これまでの研究では届かなかった「未開拓の部分」を見つけ出し、さらに発展させる。
こうした「知の継承と発展」も、立派な探究の形です。先輩たちの背中を追い越し、さらに進化した皆さんの「実り」が来年の収穫祭で輝くことを楽しみにしています!