課題研究ブログ

地域の課題に挑戦する富高生の今!

中間発表会(2学年課題研究)

現在2年生は富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでおり、1月16日に宮城大学から事業構想学群の石内鉄平准教授と中沢峻助教を講師として招き、地域課題研究の各チームが研究について中間発表を行いました。

「富谷市でゼロカーボンを実現するためには」「富谷市の空き家を有効活用する」など様々なテーマで研究が進められており、各チームは現地調査やデータ収集を行っています。発表では、具体的なデータや調査結果を基にした提案がなされました。

今後は、各提案の実現可能性をさらに精査し、地域社会のニーズに合った形での具体的な実施プランを練り上げていくことが求められています。実際の行政や市民の視点を取り入れながら、さらに深化した研究を進めていく予定です。

 

以下は生徒の感想です。

▽他の班の進行状況を知ることができて良かった。また、先生方の的確な指示によって分かったことも多くあった。発表の仕方についても、もっと聞く人を惹きつけるようになりたい。

 ▽質問されそうなところを深く調べたが、異なった質問だったため、もう少し詳しく調べたい。違った角度から見て研究を進めていきたい。

 ▽他の班の発表を見て、自分たちの班はもっと数値的な根拠が必要だと思いました。お金のことだけでなく利用者に関するデータなど、設置者側から見た数値ではなく富谷市民側の意見や数値をまとめたいと思いました。

研究企画発表会&大学模擬授業(2学年課題研究)

現在2年生は富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでおり、11月14日には地域課題研究の各チームが研究企画書の発表を行いました。その際、宮城県内外の大学から講師の先生をお招きし、各チームの発表について研究テーマの設定や研究手法、研究の方向性などに関する助言をいただくことができました。

 また、その後には講師の先生方による専門分野の研究に関する模擬授業が行われ、生徒たちはさらに深い理解を得ることができました。これらの活動を通じて、実践的な知識や視点を身につけ、地域社会の課題解決に向けた意識が高まりました。今後、いただいた助言を参考に研究を進め、より具体的な解決策を導き出すことを目指します。

 

以下は生徒の感想です。

▽アイデアはつくるもだから、リサーチをして考えるものであると聞き、私たちでもちゃんと物事を調べ新しいものを発明するのでなく、現状を再発明することなら可能なのではと思いました。デザインは新しい視点を提供すること。デザイン思考は今の課題研究を行っている私たちに必要だと感じました。要素の間の関係をしっかり見極めることが大切。人のためにニーズや制約によりそうことがなによりも重要であると学びました。公平な世界の実現を目指したいです。

 ▽課題解決に向けたヒントとしてあげられていた中で課題に対して「正解」を探すのではなく解になる「成解」を目的とする。という言葉は課題研究だけでなく今後の進路にも役立つものだなと感じました。研究や進路は複雑なもので目的を“正解”にしてしまうと理想や目標が高くなりすぎて、解決達成するのが大変になってしまいます。そのため自分で道を定める、解をつくる、"解”にすることであらゆる課題を解決しやすくしていきたいです。

 ▽課題研究というものに対して180度見方が変わるような授業だった。授業を受けている中で、私たちがどれだけ恵まれた環境に置かれ、情報の渦にのまれ、受け身な状況であるかを実感した。課題解決をするにあたり、まず自分事として何でも捉えてみるというのをもっと実践していきたいと思った。私自身仙台市民だけど、富谷市の問題に対し他人事になるのではなく、もっと自らに関連する事として考えて、何ができるのかという解決に繋げていこうと思う。

SDGs 課題学習 プレゼンテーション

11月21日、一年生がT-timeの一環でSDGs課題学習のプレゼンテーションを行いました。この発表では、各自が自ら選んだテーマについて調査を行い、その結果をわかりやすく伝える力を養うことを目的としています。今回は、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」をテーマに、世界の水やトイレ不足の現状や原因、その解決策について考察しました。

生徒たちはグループごとに調査を進め、現状を理解するだけでなく、自分たちが提案できる解決策を具体的に示しました。発表では、聞き手に伝わりやすいよう情報を整理し、スライドや話し方に工夫を凝らしました。また、他のグループの発表にもしっかり耳を傾けることで、お互いに学びを深める姿勢が見られました。こうした取り組みを通じて、生徒たちはプレゼンテーション技術や他者の意見を尊重する大切さを実感しました。

本校はユネスコスクールとして、国際的な視野を持つ教育に力を入れています。T-timeでの活動は、地球規模の課題に関する意識を高め、生徒たちが次世代を担うリーダーとして成長する基盤を築くものです。これからも、生徒たちが実践的な学びを通じて自分の考えを深め、国際社会で活躍する力を育んでいけるよう取り組んでいきます。

 

 

富谷市職員による指導・助言(2学年課題研究)

現在2年生は、富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでいます。

11月7日には市役所職員の方をお招きし、富谷市の現状と課題について講話をいただきました。

富谷市に関する理解を深め、また自分たちの課題研究に対して職員の皆さんから直接的な指導、助言をいただき、今後の課題研究の一助とすることができました。

10月1日(火) 2学年 富谷市講演会

2年生がこれから富谷市に関する課題研究を始めるにあたり、富谷市の現状や課題を学ぶため、富谷市長若生裕俊様をお招きして講演会を開催しました。「住みたくなるまち日本一の実現に向けて」をテーマにした講演を拝聴することで、これから自分たちが行う課題研究のテーマ設定に対する一助となりました。

 

 生徒からは以下のような感想が寄せられました。

〇富谷市が「住みたくなるまち日本一」に向けて、さまざまな政策を行っていることがわかりました。市長の若いときから培ってきた数多くの経験を最大限に活かして、富谷市をよりよくしていこうとする意思をとても強く感じました。それと同時に、SDGsの貢献度も非常に大きく、多方面で持続可能な社会に向けての活動を行っていることを学びました。自分もユネスコスクールである富谷高校の一員として、T-timeの活動などを通して積極的に学びを深めていこうと思います。

〇私たちの住んでいる町のために何ができるのかを、改めて考えることが出来た。富谷市は、名産品のアピールや教育、子育てだけではなく、地球温暖化対策、高齢者支援などにも力を入れていて、市民ために出来ることが沢山あることを実感した。富谷市を広める方法がたくさんあることもわかったので、自分たちも、どのようにしたらさらに富谷市を広めることが出来るか考えようと思った。この講演で学んだ富谷市の問題について、今後さらに調べて自分の行う課題研究に活かしていきたい。

 〇富谷市の歴史や文化、そしていろいろな政策によってここまで大きく発展していたことを初めて知りました。特に、子育てや産業に対していろいろな政策を行っていることに驚きました。さまざまさ政策の中には課題もあることを知り、そこを研究テーマにしてみたいと思います。また、今回説明されていない部分に着目することで、さらなる発展が出来るのではないかと感じました。これから行う課題研究のために、富谷の施設などを利用するなどして、さらに富谷市を調べてみたいと思いました。

9月26日(木) 2学年 課題研究基本講演

2年生がこれから課題研究を始めるにあたり、「研究」とは何かを学ぶため、宮城大学事業構想学群講師高山純人先生をお招きして、講演会を開催しました。

高校生の普段の「学習」「勉強」とは異なる次元にある「研究」とは何か、その意味や方法を知り、さらに「地域についての課題研究」に必要な学問的素養を高める機会となりました。

 生徒からは以下のような感想が寄せられました。

『これから課題研究を行っていくのに必要な、研究における重要な点やポイントを学ぶことが出来ました。今までは富谷市について、客観的にみた問題点を考えようと思っていましたが、自分の経験や体験も重要な研究材料になるとわかりました。これからの課題研究では自分の経験をもとに、目的や背景をしっかり考えて取り組もうと思いました。また、日常生活の中でも視野を広げて研究につながるような、さまざまな発見が出来たらいいと思います。』

 『研究には深い意味があって、テーマの質、研究・探究の技法のポイントを捉えて自分の本当に調べたいこと、自分の得意な領域を見つける必要があることを学びました。そのためにも、自分にしかない経験や視点を見つけることから始めていきたいと思いました。そして自分が研究で何を明らかにしたいのかを見つけられるように、小さなことから少しずつ考えていきたいと思います。さらに、都会よりも地方にチャンスがあることを知り、東北地方の取り組みを知りたいと考えています。この講義で多くの学びがあり、とても有意義なものとなりました。』

2学年研修ツアー(9月5日)

富谷高校2学年は総合的な探究の時間において、「持続可能な地域とまちづくり」をテーマに、地域の課題を探究する課題研究を行います。そのスタートアップ企画として、9月5日(木)に研修ツアーが実施されました。私たちの地域にはどのような課題があり、それに対して自治体や大学、企業等がどのように取り組んでいるかを知る貴重な機会となりました。クラス毎に研修地を2か所訪問し、講話や見学だけではなくワークショップ等にも取り組みました。

富谷高校は今後も地域や大学と連携した学びの実践を通して、生徒の探究的資質の向上を目指していきます。生徒の感想(行き先)の一部を紹介します。

○地域の復興や過疎化の問題について考えてみて、地域や町の人とつながりを持つのは大切なことだと分かりました。「地域の輪」の重要性について理解することができました。(宮城大学)

○米が各家庭に届くまでの過程を学ぶことができ、貴重な体験になりました。主食である米を安定的に流通させるために、多くの人の努力があることを知り、食に対する見方が変わりました。また、宮城県産の米の他に、西日本側の米も食べてみたいと思いました。(ナカリ株式会社)

○一番衝撃だったのは、ふうどばんくで活動している方々は「ありがとう」という言葉のために無償で活動しているということでした。この活動だけに限らず、私も誰か人のために無償で行動できる人になりたいと思いました。また、身近に存在する貧困の問題について、さらに調べたいと思いました。(ふうどばんく東北AGAIN)

宮城大学(大和キャンパス)

ナカリ株式会社

株式会社ユーメディア

富谷市役所養蜂事業

アクアイグニス仙台

秋保ヴィレッジ

ふうどばんく東北AGAIN

富谷市民俗ギャラリーとしんまち

課題研究、「収穫祭」入賞チーム取材!

去る7月11日(木)新みやぎ農業協同組合の職員の方が来校し、JA広報誌の取材がありました。

4月20日の本校での「収穫祭」で発表し上位に入賞した3つのグル-プについて、本番さながらのパワーポイントによる発表を見ていただきました。

 

パワーポイントの発表内容は、1つの学年を富谷市役所の部局に見立て、実際の政策をどう行うか、シミュレーションするものです。詳しくは、後日発刊のJA広報誌「新みやぎのわ・わ・わ」をご覧ください。

 

発表内容

・保健福祉部 「幅広い年齢層に健康への関心を高める ~健康維持に向けて~」

・市民生活部 「『とみくるん』と資源循環型のまちづくり作戦!」

・経済産業部 「富谷の特産品や新たに発掘した食材で人気が出るスイーツを開発する!」

3学年 収穫祭本選

4月20日(土)父母教師会等総会に先立ち、収穫祭本選(課題研究発表会)が行われました。

各グループ毎、予選終了後春休みを挟みましたが、本選当日に向けて教員からの指導やアドバイスを受けさらに練習し、当日に臨みました。

今年度は体育館に全校生徒が入り、また、多くの保護者や審査員の方々を前にして緊張する場面も見られましたが、自分たちで調べたデータを分析し、審査員の方々からの質問にもしっかりと対応する姿が見られました。

審査員による審査の結果、以下の3グループが入賞し、賞状及び富谷市からの副賞が授与されました。

 第1位(持続可能な地域とまちづくり大賞)
     保健福祉部1班「幅広い年齢層に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」

 第2位:経済産業部15班「富谷の特産品や新たに発掘した食材で人気が出るスイーツを開発する!」

 第3位:市民生活部3班「とみくるんと資源循環型のまちづくり作戦!」

また、生徒と教職員の投票による特別賞には、保健福祉部1班「幅広い年齢層に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」が選ばれ、第1位とのW受賞となりました。

入賞したチームのみなさんおめでとう。

惜しくも入賞を逃したチームのみなさん、本選出場を逃した皆さんも今回の経験を今後や進路等へのプレゼンテーションにいかせるようにしましょう。

審査員の方からも「探究で大切なことはデータで語ること、プロセスが大事」と講評をいただきました。

お手伝いをしてくれた委員の生徒もご苦労様でした。

  

 

第1位・特別賞受賞のチーム

2学年 収穫祭予選

3月19日(火)5・6校時に、収穫祭予選が行われました。各グループ毎に1学年教室にて発表をし、1年生と教員審査員が審査をしました。

約半年間取り組んできた研究を発表する集大成の場となりました。緊張感の中、パワーポイントを使いながら各グループとも協力し合い、発表をすることができました。また、質疑応答では1年生からも積極的に質問が出され、充実した発表会となりました。 

収穫祭本選は、予選1位通過8チーム及び2位7チームから2チームを選出し、合計10チームが、4月20日(土)、父母教師会等総会に先立って開催されます。保護者の方々にも公開しますので、是非ご来校いただきたいと思います。

予選通過チームのみなさんおめでとう。本戦でのより一層の頑張りを期待します。惜しくも予選通過をできなかったチームのみんなもチームで協力したこと、研究したことを今後に生かしていきましょう。2年生のみなさんお疲れ様でした。

 

発表の様子

収穫祭本戦出場チーム(10チーム45名)

企画部 A1 「市民バスですみやすいまちへ」

総務部 B2 「これからもっと富谷市の女性が働きやすいまちにしていくための改善策を考える」

市民生活部 C3 「とみくるんと資源循環型のまちづくり作戦!」

保健福祉部 D1 「幅広い年齢層」に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」

保健福祉部 D7 「産院の集約化と支援制度の充実」

経済産業部① E03 「シティブランドの認知度は人口増加につながるのか~私たちの富谷市拡大プラン~」

経済産業部② E14 「若い世代をターゲットとした特産品である蜂蜜を利用した美容 製品を提案する」

建設部 F6 「森林の活用と保全」

教育部 G3 「富谷市の小学校の自己肯定感を上げていじめを減らそう」

各チームの健闘を期待します。