課題研究ブログ

地域の課題に挑戦する富高生の今!

9月26日(木) 2学年 課題研究基本講演

2年生がこれから課題研究を始めるにあたり、「研究」とは何かを学ぶため、宮城大学事業構想学群講師高山純人先生をお招きして、講演会を開催しました。

高校生の普段の「学習」「勉強」とは異なる次元にある「研究」とは何か、その意味や方法を知り、さらに「地域についての課題研究」に必要な学問的素養を高める機会となりました。

 生徒からは以下のような感想が寄せられました。

『これから課題研究を行っていくのに必要な、研究における重要な点やポイントを学ぶことが出来ました。今までは富谷市について、客観的にみた問題点を考えようと思っていましたが、自分の経験や体験も重要な研究材料になるとわかりました。これからの課題研究では自分の経験をもとに、目的や背景をしっかり考えて取り組もうと思いました。また、日常生活の中でも視野を広げて研究につながるような、さまざまな発見が出来たらいいと思います。』

 『研究には深い意味があって、テーマの質、研究・探究の技法のポイントを捉えて自分の本当に調べたいこと、自分の得意な領域を見つける必要があることを学びました。そのためにも、自分にしかない経験や視点を見つけることから始めていきたいと思いました。そして自分が研究で何を明らかにしたいのかを見つけられるように、小さなことから少しずつ考えていきたいと思います。さらに、都会よりも地方にチャンスがあることを知り、東北地方の取り組みを知りたいと考えています。この講義で多くの学びがあり、とても有意義なものとなりました。』

2学年研修ツアー(9月5日)

富谷高校2学年は総合的な探究の時間において、「持続可能な地域とまちづくり」をテーマに、地域の課題を探究する課題研究を行います。そのスタートアップ企画として、9月5日(木)に研修ツアーが実施されました。私たちの地域にはどのような課題があり、それに対して自治体や大学、企業等がどのように取り組んでいるかを知る貴重な機会となりました。クラス毎に研修地を2か所訪問し、講話や見学だけではなくワークショップ等にも取り組みました。

富谷高校は今後も地域や大学と連携した学びの実践を通して、生徒の探究的資質の向上を目指していきます。生徒の感想(行き先)の一部を紹介します。

○地域の復興や過疎化の問題について考えてみて、地域や町の人とつながりを持つのは大切なことだと分かりました。「地域の輪」の重要性について理解することができました。(宮城大学)

○米が各家庭に届くまでの過程を学ぶことができ、貴重な体験になりました。主食である米を安定的に流通させるために、多くの人の努力があることを知り、食に対する見方が変わりました。また、宮城県産の米の他に、西日本側の米も食べてみたいと思いました。(ナカリ株式会社)

○一番衝撃だったのは、ふうどばんくで活動している方々は「ありがとう」という言葉のために無償で活動しているということでした。この活動だけに限らず、私も誰か人のために無償で行動できる人になりたいと思いました。また、身近に存在する貧困の問題について、さらに調べたいと思いました。(ふうどばんく東北AGAIN)

宮城大学(大和キャンパス)

ナカリ株式会社

株式会社ユーメディア

富谷市役所養蜂事業

アクアイグニス仙台

秋保ヴィレッジ

ふうどばんく東北AGAIN

富谷市民俗ギャラリーとしんまち

課題研究、「収穫祭」入賞チーム取材!

去る7月11日(木)新みやぎ農業協同組合の職員の方が来校し、JA広報誌の取材がありました。

4月20日の本校での「収穫祭」で発表し上位に入賞した3つのグル-プについて、本番さながらのパワーポイントによる発表を見ていただきました。

 

パワーポイントの発表内容は、1つの学年を富谷市役所の部局に見立て、実際の政策をどう行うか、シミュレーションするものです。詳しくは、後日発刊のJA広報誌「新みやぎのわ・わ・わ」をご覧ください。

 

発表内容

・保健福祉部 「幅広い年齢層に健康への関心を高める ~健康維持に向けて~」

・市民生活部 「『とみくるん』と資源循環型のまちづくり作戦!」

・経済産業部 「富谷の特産品や新たに発掘した食材で人気が出るスイーツを開発する!」

3学年 収穫祭本選

4月20日(土)父母教師会等総会に先立ち、収穫祭本選(課題研究発表会)が行われました。

各グループ毎、予選終了後春休みを挟みましたが、本選当日に向けて教員からの指導やアドバイスを受けさらに練習し、当日に臨みました。

今年度は体育館に全校生徒が入り、また、多くの保護者や審査員の方々を前にして緊張する場面も見られましたが、自分たちで調べたデータを分析し、審査員の方々からの質問にもしっかりと対応する姿が見られました。

審査員による審査の結果、以下の3グループが入賞し、賞状及び富谷市からの副賞が授与されました。

 第1位(持続可能な地域とまちづくり大賞)
     保健福祉部1班「幅広い年齢層に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」

 第2位:経済産業部15班「富谷の特産品や新たに発掘した食材で人気が出るスイーツを開発する!」

 第3位:市民生活部3班「とみくるんと資源循環型のまちづくり作戦!」

また、生徒と教職員の投票による特別賞には、保健福祉部1班「幅広い年齢層に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」が選ばれ、第1位とのW受賞となりました。

入賞したチームのみなさんおめでとう。

惜しくも入賞を逃したチームのみなさん、本選出場を逃した皆さんも今回の経験を今後や進路等へのプレゼンテーションにいかせるようにしましょう。

審査員の方からも「探究で大切なことはデータで語ること、プロセスが大事」と講評をいただきました。

お手伝いをしてくれた委員の生徒もご苦労様でした。

  

 

第1位・特別賞受賞のチーム

2学年 収穫祭予選

3月19日(火)5・6校時に、収穫祭予選が行われました。各グループ毎に1学年教室にて発表をし、1年生と教員審査員が審査をしました。

約半年間取り組んできた研究を発表する集大成の場となりました。緊張感の中、パワーポイントを使いながら各グループとも協力し合い、発表をすることができました。また、質疑応答では1年生からも積極的に質問が出され、充実した発表会となりました。 

収穫祭本選は、予選1位通過8チーム及び2位7チームから2チームを選出し、合計10チームが、4月20日(土)、父母教師会等総会に先立って開催されます。保護者の方々にも公開しますので、是非ご来校いただきたいと思います。

予選通過チームのみなさんおめでとう。本戦でのより一層の頑張りを期待します。惜しくも予選通過をできなかったチームのみんなもチームで協力したこと、研究したことを今後に生かしていきましょう。2年生のみなさんお疲れ様でした。

 

発表の様子

収穫祭本戦出場チーム(10チーム45名)

企画部 A1 「市民バスですみやすいまちへ」

総務部 B2 「これからもっと富谷市の女性が働きやすいまちにしていくための改善策を考える」

市民生活部 C3 「とみくるんと資源循環型のまちづくり作戦!」

保健福祉部 D1 「幅広い年齢層」に健康への関心を高める~健康維持に向けて~」

保健福祉部 D7 「産院の集約化と支援制度の充実」

経済産業部① E03 「シティブランドの認知度は人口増加につながるのか~私たちの富谷市拡大プラン~」

経済産業部② E14 「若い世代をターゲットとした特産品である蜂蜜を利用した美容 製品を提案する」

建設部 F6 「森林の活用と保全」

教育部 G3 「富谷市の小学校の自己肯定感を上げていじめを減らそう」

各チームの健闘を期待します。