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2025年10月の記事一覧

【富谷小学校への出前授業】

 富谷小学校にて、生徒会執行部の生徒8名が科学教室(出前授業)を行いました。これは、小学3年生の総合的な学習の時間における郷土学習の一環として、地域特産物であるブルーベリーを題材に毎年実施しているものです。
 授業では、まずブルーベリーに関するクイズに取り組み、児童の興味・関心を高めました。その後、小学校で収穫されたブルーベリーから果汁を搾り、クエン酸や重曹を加えて色の変化を観察しました。
 元気いっぱいの児童たちとともに、楽しく充実した授業を行うことができました。

  

【全国発酵甲子園 高校生ピッチコンテストに出場しました!】

 10月11日、富谷中央公民館で開催された「全国発酵甲子園 高校生ピッチコンテスト」に、本校から5名の生徒が出場しました。

 このコンテストには全国の高校生が集まり、発酵食品に関する商品開発についてプレゼンテーションを行いました。本校のチームは「赤酢」をテーマに発表を行い、独自の視点と工夫が評価され、サスティナブル賞(mizkan賞)を受賞しました。

 副賞として、愛知県半田市にある「ミツカンミュージアム」への招待もいただきました。

 ご来場いただいた皆様、そして応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

【芸術鑑賞会】

 晴れ渡る秋空の下、3年ぶりに芸術鑑賞会が仙台銀行ホールイズミティ21大ホールにて行われました。今年は「京劇・川劇『変面』・中国雑技・コミカルショー」を鑑賞しました。

 京劇では『覇王別姫』から虞姫の剣舞、『孫悟空』から悟空と白骨精の戦いのワンシーン、雑技は柔術、流星(ロープの先に錘をつけた武器)、ヘッドバランス、椅子芸などを鑑賞しました。京劇の華やかな衣装と独特の節回しや音楽、人間技とは思えないアクロバティックな妙技の数々、瞬時に次々変わる面など、日頃目にすることのできない興行の数々に、あっという間の90分でした。演者の方が客席に下りてきて握手をしたり、チャレンジコーナーでは生徒が雑技やコミカルショー、京劇のワンシーンに参加したりするなど、客席と一体となった親しみのある会となりました。また、多くの保護者の皆様も鑑賞していただきました。

 設備の整った施設でこうした舞台を見る機会は多くありません。当日の移動の仕方や鑑賞マナーの貴重な学びの場となりましたが、「いいものを見た」「楽しかった」と後々まで心に残るような経験になっていれば最高です。

 

【TMYアルカス活動】

 10月17日(金)イオンモール富谷店にて、大和警察署・地域防犯協会の方々と一緒に、非行防止等キャンペーン~チラシ啓発物の配布・呼びかけのボランティア活動を行いました。

★TMYアルカス(富谷高等学校)とは、富谷高等学校の生徒で結成している健全育成ボランティアです。主体的に健全育成活動や非行防止活動に参画することにより自ら規範意識・防犯意識を高めるとともに、生徒たちの視点から保護者や地域住民により良い地域環境づくりを目指して活動しています。

(宮城県防犯協会連合会HPより)

【生徒部講演会~後期生徒総会】

 10月16日(木)生徒部講演会~後期生徒総会が開催されました。生徒部講演会では、大和警察署交通課の署員の方から、特に登下校時の自転車マナー・ルールの遵守、事故が起きた際の対処などについてお話を伺いました。

 その後、生徒会執行部役員認証式を経て後期生徒総会となり、新生徒会執行部活動スローガンの発表、各種委員会活動報告、生徒会(樹咲祭)会計報告、生徒からの要望~回答がありました。

「全国発酵甲子園高校生ピッチコンテストに出場します!」

 10月11日(土)、12日(日)に全国発酵食品サミットが富谷中央公民館で実施されます。11日(土)には全国発酵甲子園高校生ピッチコンテストが行われ、本校から5名の生徒達が出場します。現在、富谷市役所の方々や宮城大学の先生の指導を受けながら、発酵力をまちづくりに活かす研究をしています。

 是非、ご来場ください。

  

【1学年ESD講演会を開催しました】

 9月25日(木)の5・6校時に、1学年を対象としたESD講演会(理数分野)が開催されました。
 今年度のテーマは、国際的にも近年注目を集めている「ネイチャーポジティブ(Nature Positive)」です。これは、生物多様性の損失を止め、自然を回復軌道に乗せることを目指す新しい考え方であり、単なる自然保護から「自然の再生」へと舵を切る、世界的な潮流です。

 今回の講演会は、生徒たちが「世界的な視点」と「地域や身近な視点」をつなげて考える貴重な学びの機会となりました。
 詳細は別資料基調講演.pdfにまとめました。

 ESDの理念を大切にする本校では、このような学びを通じて、生徒が持続可能な社会の一員として自らの役割を考え、将来に向けて主体的に行動できる力を育てていきます。今回の経験が、今後の課題研究や日常生活における行動へと結びついていくことを期待しています。

 

【1学年SDGs課題学習①】

1年生がこれから本格的に課題学習に取り組むにあたり、最初の題材として「世界の人々と様々な文化・生活を知ろう」というテーマで調べ学習と発表を行いました。

 SDGsは地球規模の課題を扱うものですが、そもそも世界に暮らす多様な人々について理解がなければ、効果的な実行や新しいアイディアは生まれません。さらに、異文化を「理解不能」として片づけてしまえば、相手に自分の思いを届けることもできません。そこで、まずは“世界の多様さに触れること”から学びを始めることが大切だと考え、今回のこのテーマを設定しています。

 授業では、YouTubeに公開されている各地の民族の文化や楽器・踊りの映像をきっかけにして。映像から興味をもった国や地域を選び、それぞれが衣食住や歴史、宗教、自然環境などに視野を広げながら調べを進めました。一人ひとりで調べた内容はレポートにまとめるだけでなく、動画や画像を交えてわかりやすく紹介する工夫を加え、最終的に各班でまとめてクラス内で発表し合いました。

 発表を通して、生徒は自分とは異なる文化や生活様式を「面白い」「不思議だ」と感じながらも、それがその地域で生きる人々にとって大切な意味を持つことを理解しました。友達の発表を聞くことで、自分が選ばなかった国についても知識が広がり、「世界」をより立体的に捉えることができたようです。

 今回の活動は、これから行うSDGs課題研究に向けた基礎固めです。まずは「世界を知る」ことから出発し、異なる文化や価値観を理解する姿勢を育てることで、生徒たちは自分自身の学びをより広い視点から深めていくことができるはずです。