2025年2月の記事一覧
令和6年度 第4回とみやわくわくミーティング
1月28日、本校人文講義室を会場に『とみやわくわくミーティング』が開催されました。富谷市長若生裕俊様、宮城大学事業構想学群准教授佐々木秀之先生をお招きし、「若者にとっての選挙について~若者の選挙への関心を高めるには~」をテーマにして本校2年生16名が参加して活発な議論が交わされました。
同日には本校公民科と富谷市選挙管理委員会が主催する「主権者教育に関する講演会」がおこなわれ、生徒たちは模擬投票にも参加しました。その経験を踏まえて、富高生目線で様々な意見が出されました。
まず目立ったのが、「思っていたより投票は簡単だった」という意見です。選挙に行った経験がない高校生にとっては、たとえば候補者の氏名が投票所に掲示されていることや筆記用具が準備されていることも新鮮な気づきだったようです。どうやって投票すれば良いか分からない状態が、投票を妨げる心理的な要因になっているのかもしれません。また、本題の「若者の投票率を上げるには」については、「候補者についてよく知らない」ことが主な原因なので、候補者の情報を周知するための手段について多くの意見が交わされました。「SNSを活用すべき」「インターネットで広告を出してみては」「公共交通機関の車内アナウンスで候補者の情報を流す」「学校に来て演説会をしてもらう」などのアイデアが提案され、生徒一人一人が真剣に問題と向き合う姿が見られました。少々残念だったことは、候補者の情報を周りから与えられるためのアイデアばかりで、自ら知ろうとするためのアイデアが無かったことです。政治や選挙を知ろうとする姿勢、主体性を育てることの大事さを改めて痛感しました。
このミーティングの内容を、参加しなかった生徒とも共有して、選挙を自分事として考えられる富高生を育てていきたいと思います。