地域の課題に挑戦する富高生の今!
富谷市職員による指導・助言(2学年課題研究)
現在2年生は、富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでいます。
11月7日には市役所職員の方をお招きし、富谷市の現状と課題について講話をいただきました。
富谷市に関する理解を深め、また自分たちの課題研究に対して職員の皆さんから直接的な指導、助言をいただき、今後の課題研究の一助とすることができました。
10月1日(火) 2学年 富谷市講演会
2年生がこれから富谷市に関する課題研究を始めるにあたり、富谷市の現状や課題を学ぶため、富谷市長若生裕俊様をお招きして講演会を開催しました。「住みたくなるまち日本一の実現に向けて」をテーマにした講演を拝聴することで、これから自分たちが行う課題研究のテーマ設定に対する一助となりました。
生徒からは以下のような感想が寄せられました。
〇富谷市が「住みたくなるまち日本一」に向けて、さまざまな政策を行っていることがわかりました。市長の若いときから培ってきた数多くの経験を最大限に活かして、富谷市をよりよくしていこうとする意思をとても強く感じました。それと同時に、SDGsの貢献度も非常に大きく、多方面で持続可能な社会に向けての活動を行っていることを学びました。自分もユネスコスクールである富谷高校の一員として、T-timeの活動などを通して積極的に学びを深めていこうと思います。
〇私たちの住んでいる町のために何ができるのかを、改めて考えることが出来た。富谷市は、名産品のアピールや教育、子育てだけではなく、地球温暖化対策、高齢者支援などにも力を入れていて、市民ために出来ることが沢山あることを実感した。富谷市を広める方法がたくさんあることもわかったので、自分たちも、どのようにしたらさらに富谷市を広めることが出来るか考えようと思った。この講演で学んだ富谷市の問題について、今後さらに調べて自分の行う課題研究に活かしていきたい。
〇富谷市の歴史や文化、そしていろいろな政策によってここまで大きく発展していたことを初めて知りました。特に、子育てや産業に対していろいろな政策を行っていることに驚きました。さまざまさ政策の中には課題もあることを知り、そこを研究テーマにしてみたいと思います。また、今回説明されていない部分に着目することで、さらなる発展が出来るのではないかと感じました。これから行う課題研究のために、富谷の施設などを利用するなどして、さらに富谷市を調べてみたいと思いました。
9月26日(木) 2学年 課題研究基本講演
2年生がこれから課題研究を始めるにあたり、「研究」とは何かを学ぶため、宮城大学事業構想学群講師高山純人先生をお招きして、講演会を開催しました。
高校生の普段の「学習」「勉強」とは異なる次元にある「研究」とは何か、その意味や方法を知り、さらに「地域についての課題研究」に必要な学問的素養を高める機会となりました。
生徒からは以下のような感想が寄せられました。
『これから課題研究を行っていくのに必要な、研究における重要な点やポイントを学ぶことが出来ました。今までは富谷市について、客観的にみた問題点を考えようと思っていましたが、自分の経験や体験も重要な研究材料になるとわかりました。これからの課題研究では自分の経験をもとに、目的や背景をしっかり考えて取り組もうと思いました。また、日常生活の中でも視野を広げて研究につながるような、さまざまな発見が出来たらいいと思います。』
『研究には深い意味があって、テーマの質、研究・探究の技法のポイントを捉えて自分の本当に調べたいこと、自分の得意な領域を見つける必要があることを学びました。そのためにも、自分にしかない経験や視点を見つけることから始めていきたいと思いました。そして自分が研究で何を明らかにしたいのかを見つけられるように、小さなことから少しずつ考えていきたいと思います。さらに、都会よりも地方にチャンスがあることを知り、東北地方の取り組みを知りたいと考えています。この講義で多くの学びがあり、とても有意義なものとなりました。』
2学年研修ツアー(9月5日)
富谷高校2学年は総合的な探究の時間において、「持続可能な地域とまちづくり」をテーマに、地域の課題を探究する課題研究を行います。そのスタートアップ企画として、9月5日(木)に研修ツアーが実施されました。私たちの地域にはどのような課題があり、それに対して自治体や大学、企業等がどのように取り組んでいるかを知る貴重な機会となりました。クラス毎に研修地を2か所訪問し、講話や見学だけではなくワークショップ等にも取り組みました。
富谷高校は今後も地域や大学と連携した学びの実践を通して、生徒の探究的資質の向上を目指していきます。生徒の感想(行き先)の一部を紹介します。
○地域の復興や過疎化の問題について考えてみて、地域や町の人とつながりを持つのは大切なことだと分かりました。「地域の輪」の重要性について理解することができました。(宮城大学)
○米が各家庭に届くまでの過程を学ぶことができ、貴重な体験になりました。主食である米を安定的に流通させるために、多くの人の努力があることを知り、食に対する見方が変わりました。また、宮城県産の米の他に、西日本側の米も食べてみたいと思いました。(ナカリ株式会社)
○一番衝撃だったのは、ふうどばんくで活動している方々は「ありがとう」という言葉のために無償で活動しているということでした。この活動だけに限らず、私も誰か人のために無償で行動できる人になりたいと思いました。また、身近に存在する貧困の問題について、さらに調べたいと思いました。(ふうどばんく東北AGAIN)
宮城大学(大和キャンパス)
ナカリ株式会社
株式会社ユーメディア
富谷市役所養蜂事業
アクアイグニス仙台
秋保ヴィレッジ
ふうどばんく東北AGAIN
富谷市民俗ギャラリーとしんまち
課題研究、「収穫祭」入賞チーム取材!
去る7月11日(木)新みやぎ農業協同組合の職員の方が来校し、JA広報誌の取材がありました。
4月20日の本校での「収穫祭」で発表し上位に入賞した3つのグル-プについて、本番さながらのパワーポイントによる発表を見ていただきました。
パワーポイントの発表内容は、1つの学年を富谷市役所の部局に見立て、実際の政策をどう行うか、シミュレーションするものです。詳しくは、後日発刊のJA広報誌「新みやぎのわ・わ・わ」をご覧ください。
発表内容
・保健福祉部 「幅広い年齢層に健康への関心を高める ~健康維持に向けて~」
・市民生活部 「『とみくるん』と資源循環型のまちづくり作戦!」
・経済産業部 「富谷の特産品や新たに発掘した食材で人気が出るスイーツを開発する!」