地域の課題に挑戦する富高生の今!
【JA新みやぎの広報誌『新みやぎのわ・わ・わ』に掲載!】
本校30回生の課題研究発表会「収穫祭」で入賞した3チームが、JA新みやぎの広報誌『新みやぎのわ・わ・わ』の取材を受け、その記事が掲載されました。各チームの研究概要や活動写真、代表者のコメントが紹介されています。
1位班は「ほめクエ」を児童館で実践し、「学年による効果の違いも見ていきたい」と話しました。 2位班はスマホのリサイクルをテーマに、「身近な課題として取り組めた」と振り返ります。 3位班は茶殻活用に挑戦し、「商品化までたどり着けてうれしい」と笑顔を見せました。
地域とつながる生徒たちの活動が、多くの人に届くことを願っています。
【2学年 SDGs課題学習「貧困をなくそう」】
本校ではユネスコスクールとして、SDGsに関する探究学習に取り組んでいます。
今回、2年生はSDGsの目標1「貧困をなくそう」について学びを深めました。
生徒たちはいくつかのグループに分かれ、それぞれの関心に基づいてテーマを設定し、貧困に関する課題を多角的な視点から調査しました。また、大学や企業による取り組みについても学び、理解を深めました。
学習のまとめとして、各グループが調べた内容を発表し、クラス全体でその学びを共有しました。
以下は生徒の感想です。
▽多くの班が共通して「貧困の連鎖」を取り上げていた。一人一人が関心を持って問題と向き合っていくべきだと思います。
▽貧困問題に携わる機会が少ない中、こういった活動を通して学べることができて、とても良い時間でした。
▽「ボランティアや募金をしたい」と発表する班が多かったけれど、どちらもあまり気軽にできるものではないので、もっと日常の中で取り組めるものも知りたいと思った。
【30回生 3学年「収穫祭」~課題研究発表会 本選~】
4月19日(土)午前、「持続可能な地域とまちづくり」をテーマにした課題研究の集大成、「収穫祭」が開催されました。生徒たちは富谷高校を“仮想市役所”に見立て、地域が抱える課題を約半年にわたって研究してきました。この日は、3月21日に行われた予選を勝ち抜いた9チームが出場。どのチームもこれまで積み重上げた成果をわかりやすく、そして熱意をこめて発表しました。審査員には、富谷市長をはじめ、宮城大学・宮城教育大学の先生方、PTA会長をお招きしました。専門的な視点からの鋭い質問にも生徒たちは真摯かつ堂々と応答。その姿からは緊張感の中にも自信と誇りが感じられ、非常に見応えのある発表会となりました。
★入賞チーム(敬称略)
第1位(持続可能な地域とまちづくり大賞):教育部 G3班「捨てないで!!YOUR OPINION」
第2位:市民生活部 C3班「富谷市を資源循環型社会にするためには」
第3位:経済産業部 E3班「奇跡のお茶が繋ぐ未来」
特別賞:教育部 G3班「捨てないで!!YOUR OPINION」※第1位とのW受賞!
入賞された皆さん、本当におめでとうございます!
どのチームの発表も非常に完成度が高く、地域への深い理解と課題意識がしっかりと伝わってきました。
審査員の先生方からは、「発表の仕方が素晴らしく、伝えたい思いがよく表れていたこと」、「エビデンスに基づいた論理的な提案ができていたこと」が特に高く評価されました。30回生の探究の質の高さが光る、実り多い一日となりました。
最後に、31回生以下の後輩のみなさんへ。
本日の「収穫祭」は、先輩たちが努力を重ねて得た成果の発表の場でした。その姿から多くのことを学び、自分たちの研究にも活かしていってください。未来の「収穫祭」で、皆さんの実りが輝くことを楽しみにしています。
【令和6年度 収穫祭(学習成果発表会)予選】
本校では、課題研究として「仮想市役所」をテーマに、富谷市の様々な課題に取り組んでいます。
2年生が約半年間かけて研究を進め、4月には代表チームが収穫祭で全校生徒の前で成果を発表する予定です。(富谷高校のSDGs課題研究「持続可能な地域とまちづくり」における成果の発表の場を「収穫祭」と呼んでいます)
その代表チームを選出するための予選が、3月21日に行われました。2年生の各チームが工夫を凝らして発表し、生徒審査員である1年生は積極的に質問をするなど、活発に意見交換が行われました。
予選を勝ち抜いて4月19日に行われる収穫祭本選に出場するチームと、その研究テーマは以下の通りです。
中間発表会(2学年課題研究)
現在2年生は富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでおり、1月16日に宮城大学から事業構想学群の石内鉄平准教授と中沢峻助教を講師として招き、地域課題研究の各チームが研究について中間発表を行いました。
「富谷市でゼロカーボンを実現するためには」「富谷市の空き家を有効活用する」など様々なテーマで研究が進められており、各チームは現地調査やデータ収集を行っています。発表では、具体的なデータや調査結果を基にした提案がなされました。
今後は、各提案の実現可能性をさらに精査し、地域社会のニーズに合った形での具体的な実施プランを練り上げていくことが求められています。実際の行政や市民の視点を取り入れながら、さらに深化した研究を進めていく予定です。
以下は生徒の感想です。
▽他の班の進行状況を知ることができて良かった。また、先生方の的確な指示によって分かったことも多くあった。発表の仕方についても、もっと聞く人を惹きつけるようになりたい。
▽質問されそうなところを深く調べたが、異なった質問だったため、もう少し詳しく調べたい。違った角度から見て研究を進めていきたい。
▽他の班の発表を見て、自分たちの班はもっと数値的な根拠が必要だと思いました。お金のことだけでなく利用者に関するデータなど、設置者側から見た数値ではなく富谷市民側の意見や数値をまとめたいと思いました。
研究企画発表会&大学模擬授業(2学年課題研究)
現在2年生は富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでおり、11月14日には地域課題研究の各チームが研究企画書の発表を行いました。その際、宮城県内外の大学から講師の先生をお招きし、各チームの発表について研究テーマの設定や研究手法、研究の方向性などに関する助言をいただくことができました。
また、その後には講師の先生方による専門分野の研究に関する模擬授業が行われ、生徒たちはさらに深い理解を得ることができました。これらの活動を通じて、実践的な知識や視点を身につけ、地域社会の課題解決に向けた意識が高まりました。今後、いただいた助言を参考に研究を進め、より具体的な解決策を導き出すことを目指します。
以下は生徒の感想です。
▽アイデアはつくるもだから、リサーチをして考えるものであると聞き、私たちでもちゃんと物事を調べ新しいものを発明するのでなく、現状を再発明することなら可能なのではと思いました。デザインは新しい視点を提供すること。デザイン思考は今の課題研究を行っている私たちに必要だと感じました。要素の間の関係をしっかり見極めることが大切。人のためにニーズや制約によりそうことがなによりも重要であると学びました。公平な世界の実現を目指したいです。
▽課題解決に向けたヒントとしてあげられていた中で課題に対して「正解」を探すのではなく解になる「成解」を目的とする。という言葉は課題研究だけでなく今後の進路にも役立つものだなと感じました。研究や進路は複雑なもので目的を“正解”にしてしまうと理想や目標が高くなりすぎて、解決達成するのが大変になってしまいます。そのため自分で道を定める、解をつくる、"解”にすることであらゆる課題を解決しやすくしていきたいです。
▽課題研究というものに対して180度見方が変わるような授業だった。授業を受けている中で、私たちがどれだけ恵まれた環境に置かれ、情報の渦にのまれ、受け身な状況であるかを実感した。課題解決をするにあたり、まず自分事として何でも捉えてみるというのをもっと実践していきたいと思った。私自身仙台市民だけど、富谷市の問題に対し他人事になるのではなく、もっと自らに関連する事として考えて、何ができるのかという解決に繋げていこうと思う。
SDGs 課題学習 プレゼンテーション
11月21日、一年生がT-timeの一環でSDGs課題学習のプレゼンテーションを行いました。この発表では、各自が自ら選んだテーマについて調査を行い、その結果をわかりやすく伝える力を養うことを目的としています。今回は、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」をテーマに、世界の水やトイレ不足の現状や原因、その解決策について考察しました。
生徒たちはグループごとに調査を進め、現状を理解するだけでなく、自分たちが提案できる解決策を具体的に示しました。発表では、聞き手に伝わりやすいよう情報を整理し、スライドや話し方に工夫を凝らしました。また、他のグループの発表にもしっかり耳を傾けることで、お互いに学びを深める姿勢が見られました。こうした取り組みを通じて、生徒たちはプレゼンテーション技術や他者の意見を尊重する大切さを実感しました。
本校はユネスコスクールとして、国際的な視野を持つ教育に力を入れています。T-timeでの活動は、地球規模の課題に関する意識を高め、生徒たちが次世代を担うリーダーとして成長する基盤を築くものです。これからも、生徒たちが実践的な学びを通じて自分の考えを深め、国際社会で活躍する力を育んでいけるよう取り組んでいきます。
富谷市職員による指導・助言(2学年課題研究)
現在2年生は、富谷市の様々な課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究に取り組んでいます。
11月7日には市役所職員の方をお招きし、富谷市の現状と課題について講話をいただきました。
富谷市に関する理解を深め、また自分たちの課題研究に対して職員の皆さんから直接的な指導、助言をいただき、今後の課題研究の一助とすることができました。
10月1日(火) 2学年 富谷市講演会
2年生がこれから富谷市に関する課題研究を始めるにあたり、富谷市の現状や課題を学ぶため、富谷市長若生裕俊様をお招きして講演会を開催しました。「住みたくなるまち日本一の実現に向けて」をテーマにした講演を拝聴することで、これから自分たちが行う課題研究のテーマ設定に対する一助となりました。
生徒からは以下のような感想が寄せられました。
〇富谷市が「住みたくなるまち日本一」に向けて、さまざまな政策を行っていることがわかりました。市長の若いときから培ってきた数多くの経験を最大限に活かして、富谷市をよりよくしていこうとする意思をとても強く感じました。それと同時に、SDGsの貢献度も非常に大きく、多方面で持続可能な社会に向けての活動を行っていることを学びました。自分もユネスコスクールである富谷高校の一員として、T-timeの活動などを通して積極的に学びを深めていこうと思います。
〇私たちの住んでいる町のために何ができるのかを、改めて考えることが出来た。富谷市は、名産品のアピールや教育、子育てだけではなく、地球温暖化対策、高齢者支援などにも力を入れていて、市民ために出来ることが沢山あることを実感した。富谷市を広める方法がたくさんあることもわかったので、自分たちも、どのようにしたらさらに富谷市を広めることが出来るか考えようと思った。この講演で学んだ富谷市の問題について、今後さらに調べて自分の行う課題研究に活かしていきたい。
〇富谷市の歴史や文化、そしていろいろな政策によってここまで大きく発展していたことを初めて知りました。特に、子育てや産業に対していろいろな政策を行っていることに驚きました。さまざまさ政策の中には課題もあることを知り、そこを研究テーマにしてみたいと思います。また、今回説明されていない部分に着目することで、さらなる発展が出来るのではないかと感じました。これから行う課題研究のために、富谷の施設などを利用するなどして、さらに富谷市を調べてみたいと思いました。
9月26日(木) 2学年 課題研究基本講演
2年生がこれから課題研究を始めるにあたり、「研究」とは何かを学ぶため、宮城大学事業構想学群講師高山純人先生をお招きして、講演会を開催しました。
高校生の普段の「学習」「勉強」とは異なる次元にある「研究」とは何か、その意味や方法を知り、さらに「地域についての課題研究」に必要な学問的素養を高める機会となりました。
生徒からは以下のような感想が寄せられました。
『これから課題研究を行っていくのに必要な、研究における重要な点やポイントを学ぶことが出来ました。今までは富谷市について、客観的にみた問題点を考えようと思っていましたが、自分の経験や体験も重要な研究材料になるとわかりました。これからの課題研究では自分の経験をもとに、目的や背景をしっかり考えて取り組もうと思いました。また、日常生活の中でも視野を広げて研究につながるような、さまざまな発見が出来たらいいと思います。』
『研究には深い意味があって、テーマの質、研究・探究の技法のポイントを捉えて自分の本当に調べたいこと、自分の得意な領域を見つける必要があることを学びました。そのためにも、自分にしかない経験や視点を見つけることから始めていきたいと思いました。そして自分が研究で何を明らかにしたいのかを見つけられるように、小さなことから少しずつ考えていきたいと思います。さらに、都会よりも地方にチャンスがあることを知り、東北地方の取り組みを知りたいと考えています。この講義で多くの学びがあり、とても有意義なものとなりました。』