地域の課題に挑戦する富高生の今!
【班編成&テーマ検討(課題を捉える)】
6月30日(火)、課題解決のために自ら研究したいテーマを持ち寄り、似たような課題意識を持つ仲間同士でグループを編成しました。これにより、今後実際に研究を推進していく班が決定しました。
前回までの授業では、「第2次富谷市総合計画」を読み込み、自分の興味・関心と施策を結び付けながら、研究したいテーマを絞り込みました。その内容を基に各部署へ分かれてグルーピングを行った結果、各部署で4~9班、1班3~6名程度、全49班の研究グループが誕生しました。
今後は、この班で約1年間にわたり研究活動を進めていきます。メンバー同士で協力しながら、楽しさと真剣さの両方を大切にし、主体的に研究へ取り組んでほしいと思います。
【2学年課題研究】課題研究基本講演会
6月4日(木)、「総合的な探究の時間(T-time)」において、2学年を対象に、宮城大学事業構想学群事業プランニング学類准教授の高山純人先生をお招きし、課題研究基本講演会を実施しました。
この講演会は、2年生がこれから本格的に課題研究を進めていくにあたり、高校での普段の「学習」や「勉強」とは少し異なる、「研究」や「探究」とは何かについて理解を深めることを目的として行われました。また、地域についての課題研究に取り組むうえで必要となる、課題発見の視点や情報の扱い方、価値の見つけ方について学ぶ機会ともなりました。
高山先生は、マーケティングや新規事業開発を専門とされており、課題発見や探究活動の進め方、地域や社会と関わる実践的な研究について豊富な知見をお持ちです。講演では、「高校生の視点で行うべき探究活動って、どういうこと?」というテーマのもと、「探究って、べつにむずくないよ」「ちょっとした違いで、探究になるよ」「リサーチという作業も、意外とおもしろいよ」といったメッセージを、具体例を交えながら分かりやすくお話しいただきました。
さらに、講演の中では、本校卒業生であり、現在宮城大学で学んでいる菅原新流さんからもお話をいただきました。高校時代の経験や大学での学びについて、先輩の立場から語っていただいたことで、生徒たちは課題研究が高校の中だけで完結するものではなく、進路選択や将来の学びにもつながっていくものであることを、より身近に感じることができました。
今回の講演を通して、生徒たちは、探究活動とは特別に難しいものではなく、日常の中にある疑問を大切にし、自分たちなりの問いを立て、調べ、考え、確かめていく営みであることを学びました。また、地域課題に取り組む際には、単に「問題点」を探すだけではなく、地域のよさや価値にも目を向けることが大切であると理解しました。
これから2年生は、それぞれのテーマに基づいて課題研究を進めていきます。今回の講演で学んだ「問いの立て方」「情報の調べ方」「仮説の考え方」「地域を見る視点」を生かしながら、自分たちにしかできない探究活動へと発展させていくことが期待されます。生徒一人ひとりが、身近な疑問や地域の課題に主体的に向き合い、学びを深めていくきっかけとなる、大変貴重な講演会となりました。
【32回生の課題研究スタート!】
5月28日(木)、課題研究オリエンテーションから32回生の課題研究がいよいよ始まりました。
今年度より富谷市の総合計画も「第二次富谷市総合計画」となり、新たな課題に取り組んでいく予定です。本時はまず、全体でこれからどのような流れで課題研究をするかの説明を受けました。その後、クラスごとで実際に「第二次富谷市総合計画」を読んでみました。どのような基本目標を基に施策が作られているのか、どのような施策があるのかなどを見てみました。次回の富谷市講演会で市長からより詳しくこの総合計画についてお話を伺います。
富谷市の課題とどう向き合うか、高校生としてどのようなことができるかを考える一年にしていってほしいと思います。
【2学年課題研究】富谷市講演会
〜『住みたくなるまち日本一』をめざして 100年間ひとが増え続けるまち〜
6月2日(火)、「総合的な探究の時間(T-time)」の一環として、2学年を対象に、富谷市長・若生裕俊氏による特別講話を実施しました。演題は『住みたくなるまち日本一』をめざして 〜100年間ひとが増え続けるまち〜 です。
この講演会は、2年生がこれから本格的に課題研究を進めていくにあたり、富谷市の現状や課題、まちづくりの方向性について理解を深め、自分たちの研究テーマを考えるきっかけとすることを目的として行われました。
令和8年度から始まった「第2次富谷市総合計画」について説明がありました。富谷市は、将来像として「住みたくなるまち日本一 100年間ひとが増え続けるまち」を掲げ、市民・地域・企業・行政が一体となる「オールとみや」の体制で、誰もが「住みたい」「住んでよかった」と思えるまちづくりを目指していると紹介されました。
講話の最後には、市長から「高校生の目線で“私たちができること”を考えてみてください」というメッセージが送られました。まちづくりは行政だけが行うものではなく、市民一人ひとりの思いや行動によって支えられていること、そして若い世代の視点も大きな力になることを学ぶ機会となりました。
生徒たちからは、「富谷市が市になったのが想像していたより最近で驚いた」「東北で一番、東北で初という取組が多く、富谷市のことを誇らしく感じた」「ロープウェイという新たな視点が面白いと思った」「富谷市の一番の強みが“市民力”であるという話が印象に残った」「高校生ならではの視点を生かして、課題研究を通してまちづくりに関わりたい」といった感想が寄せられました。
これから始まる課題研究では、今回の講話で得た視点を生かし、富谷市の魅力や課題を高校生ならではの目線で捉え、よりよい地域づくりにつながる探究活動へと発展させていくことが期待されます。
JA新みやぎ広報誌「わ・わ・わ」の取材について
5月22日(金)に、収穫祭本選で入賞した3グループが、JA新みやぎ広報誌「わ・わ・わ」の取材を受けました。取材では、各グループが研究内容についてプレゼンテーションを行うとともに、インタビューに応じました。インタビューでは、「課題研究を進める中で苦労したこと」や「やりがいや達成感を感じた瞬間」などについて、思いを込めて話していました。
なお、取材の内容は「わ・わ・わ」7月号に掲載される予定です。ぜひご覧ください。
第1位 企画部3班
第2位 教育部6班
第3位 保健福祉部1班
探究の集大成!第31回生「収穫祭」本選レポート
4月18日(土)、本校体育館にて、31回生(3学年)による課題研究の集大成「収穫祭」本選が開催されました。
本校では、富谷市役所の組織(企画部、総務部、市民生活部、保健福祉部、経済産業部、建設部、教育部)と同様に、学年内に研究チームを組織し、仮想市役所として7つの部局に分かれて活動しています。富谷市役所とも深く連携し、市の総合計画を活用しながら、地域社会のリアルな課題解決に挑んだ約1年間の集大成でした 。
本日は、学内予選を勝ち抜いた精鋭チームによる、熱気あふれるプレゼンテーションの様子をお届けします。
■ 今年度の挑戦:「他者の視点」で深化する探究
31回生の探究活動では、「さまざまな他者の視点を活かして視野を広げ、課題研究の深化を図る」ことを重点テーマに掲げました。例年以上に「教室の外」や「異なる世代」との接点を増やしたのが今年の特徴です。
〇宮城大学との連携強化
宮城大学の学生とのブラッシュアップセッションを重ね、学生の専門的な知見を取り入れることで、研究の学術的価値を高めました。
〇1・2年生合同課題研究の実施
令和8年1月に実施された合同研究では、後輩(1年生)に自分たちの研究を伝え、フィードバックを受けることで、多角的な視点から自分たちの論理を再構築しました。
〇現場主義のフィールドワーク
「現場の実態を直接観察する」ことを重視し、市役所や地域施設へのインタビュー、市民へのアンケートなど、血の通ったデータ収集にこだわりました。
〇外部コンテストへの挑戦
「マイプロジェクトアワード」などの外部コンテストに積極的に参加し、他校の生徒や専門家と切磋琢磨することで、表現力と探究内容を磨き上げました。
■ 収穫祭本選:緊張と誇りのステージ
審査員には、富谷市長をはじめ、宮城大学・宮城教育大学の諸先生方、PTA会長をお招きしました。
発表の場では、現場で得た実感を伴う提案が次々と飛び出しました。審査員からの鋭い質問に対しても、自分たちが歩いて集めたエビデンスをもとに、堂々と、かつ真摯に答える姿が印象的でした。
★本年度入賞チーム
研究の質の高さが拮抗する中、見事入賞を果たしたのは以下のチームです。
第1位(持続可能な地域とまちづくり大賞)
企画部A3班「発酵パワーで三世代をひとつに!」 ※特別賞とのダブル受賞!
第2位
教育部G6班「人生ゲーム大作戦~不登校生徒への支援に関する提案~」
第3位
保健福祉部D1班「つなパ!with とみやっ子~人と人がつながるパークをとみやっ子と作る~」
入賞した皆さん、本当におめでとうございます!
特に第1位の企画部A3班は、富谷市の特色を活かした独自性の高い提案に加え、複数のフィールドワークに取り組んで他者の視点を取り入れた、説得力のあるプレゼンテーションが高く評価されました。
■ 結びに:次代へ引き継がれる「探究のバトン」
審査員の先生方からは、「フィールドワークに基づいた提案に深みがある」「1年間取り組み、自分たちで考え抜いた結論を、5分という短い時間の中で、他者が納得する形で伝える力が非常に伸びている」との総評をいただきました。
最後に、32回生以下の後輩のみなさんへ。
28回生からスタートした現在の「仮想市役所」形式による課題研究も、今年で4期目を迎え、富谷高校の新たな伝統として定着してきました。
これから探究を深めるにあたって、ゼロから新たなテーマを考える視点はもちろん大切ですが、それだけではありません。
〇先輩たちが積み上げてきた研究を、今の時代に合わせて「ビルドアップ」させる。
〇これまでの研究では届かなかった「未開拓の部分」を見つけ出し、さらに発展させる。
こうした「知の継承と発展」も、立派な探究の形です。先輩たちの背中を追い越し、さらに進化した皆さんの「実り」が来年の収穫祭で輝くことを楽しみにしています!
収穫祭予選が行われました。
3月19日(木)に、収穫祭予選が行われました。グループ毎、1学年の教室にて発表し、1年生と教員審査員が審査をしました。7月から取り組んできた研究を発表する集大成の場となりました。質疑応答では1年生からも積極的に質問が出され、充実した発表会となりました。
なお、収穫祭本選は、予選を1位で通過した9チームが出場し、4月18日(土)に父母教師会等総会に先立って開催されます。保護者の皆様にも公開いたしますので、ぜひご来校いただきたいと思います。
予選を通過したチームの皆さん、おめでとうございます。さらなる研究の深化と発表の向上を期待します。惜しくも予選通過とはならなかったチームの皆さんも、仲間と協力しながら進めた研究や経験は、今後必ず力になります。2年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
生徒の感想の一部を紹介します。
・今回の収穫祭予選を通して、自分たちで考えたことや研究したことを分かりやすく相手に伝えることの難しさを学びました。また、研究を進める中で先を見通す力を身に付けることができました。「支え合いのまちづくり」という研究テーマは難しかったですが、地域の人々と会話をすることだけでもよりよくする一歩になると感じました。(2年)
・収穫祭予選を通じて、チームで一つのものを作り上げ、方向性を定め、その計画に対して実現させるためのプロセスを考えることの大変さや、色々な物事に対して根拠をつけて説明することの重要さを知ることができました。そして、プレゼンするための立ち居振る舞いなどの重要なことを学ぶことができました。人前での発表では、リハーサルとの緊張感の違いを実感し、経験の大切さを感じました。(2年)
・今回の収穫祭予選で各班の発表を聞いて、来年度の課題研究のイメージ像をつかむことができました。アンケートや調査を行うだけでなく、商品化を目指したり、関係者の方々にインタビューしたりするなど実践的な取組に驚きました。また、質疑応答に対応できるよう、幅広い知識が必要だと感じました。(1年)
・今回、先輩方の発表を聞いて、普段の生活では分からない情報や、富谷市で行われている取組が知れて、面白かったです。また、様々な視点からの考察やアンケート内容など、参考にしたい所が多くあったので、来年度、自分たちの発表に生かしたいです。(1年)
審査により、各チーム1位となった研究テーマは以下のとおりです。〈本選出場〉
・企画部 「発酵パワーで三世代をひとつに!」(前回1位)
・総務部 「富谷市の防災意識を高めよう!」(前回1位)
・市民生活部 「コンポストを使ったゴミの削減」(前回1位)
「富谷アプリでリサイクル率UP」(前回2位)
・保健福祉部 「おっぴさんとLet’s Exercise!」(前回1位)
「つなパ!withとみやっ子~人と人がつながるパークをとみやっ子と作る~」(前回2位)
・経済産業部 「企業誘致が未来を繋ぐ〜目指せ持続可能なまちづくり〜」(前回1位)
・建設部 「道路を改修し、自転車専用道路を整備する」(前回2位)
・教育部 「人生ゲーム大作戦~不登校を発端とする健康問題と解決するための提案」(前回2位)
【2学年課題研究】マイプロジェクトアワード 宮城summit
2月1日(日)、本校2年生20名が『マイプロジェクトアワード宮城summit』に参加しました。(マイプロジェクトアワードの概要はコチラ→https://myprojects.jp/about/)
本校2年生が進めている富谷市のさまざまな課題に取り組む「仮想市役所」としての課題研究の成果を外部に発表する貴重な機会となりました。会場となったAER5階 仙台市中小企業活性化センター多目的ホールには、県内の高校生200名近くが集まり、いくつかのグループに分かれてそれぞれの研究成果を発表し、意見を出し合いました。
本校からの出場班は以下の通りです。
・企画部3班 テーマ「発酵パワーで三世代をひとつに!」
・保健福祉部1班 テーマ「つなパ!withとみやっ子~人と人とがつながるパークをとみやっ子と作る~」
・経済産業部4班 テーマ「企業誘致が未来を繋ぐ~目指せ持続可能なまちづくり~」
・建設部5班 テーマ「人々が築く長く住み続けるまちづくり」
・教育部1班 テーマ「Hello World!!~オンライン国際交流を活発にする~」
参加した生徒の感想を一部抜粋します。
「自分の想像以上の取り組みを行なっている班がたくさんあって高校生ができることの多さや高校生の可能性を知ることができた。それに加えて自分の思い付かないような視点からの考えやアイディアがあって聞いていて楽しかったし、これからの考え方を増やすいい機会になった。」
「他校の方の発表を聞き、対話して、探究する内容は違うがどの方も地域の人の思いや笑顔などを大切にして探究活動に取り組んでいることに気づいた。 私たちは富谷市の赤酢を使って商品開発をしたことを発表したが、ただ「魅力を伝えたい」「広めたい」など一方的なもので、地域の人の思いを一番に考えることができていなかった。これでは私たちの目指す「三世代が自主的に明るく交流をできるまちづくり」は難しいと思った。」
「発表が終わると自分の未熟さばかりを考えてしまったが、その後も全体での交流や振り返りの際に、私が頑張りたいと思っていることに対して、アドバイスをいただいたり、励ましてもらったりした。スライド発表の良し悪し関係なく、今ここで仲間と出会えたことを幸せに感じ、刺激を受けることで学びになることを教えてもらった。 正直まだ、自分の未熟さや、スライド発表への悔しさも残っているが、この経験を、自分をさらに燃やしていく材料として活かしていきたい。」
2年生は今後も研究を続け、4月に本校で開催される探究活動の成果発表会(収穫祭)を目指します。今回の経験がそれぞれの研究に生かされると思います。
【2学年 課題研究】ユネスコスクール東北セミナーに参加しました!
1月31日(土)、東北大学環境科学研究科にて開催された「ユネスコスクール東北セミナー」に、本校の総務部チームと市民生活部チームからそれぞれ1班ずつ参加してきました。
■ 他校の実践から学ぶ午前中
午前中は、東北各地のユネスコスクール(小・中・高校)による活動報告を拝聴しました。地域に根ざした多様な取り組みに触れ、生徒たちは大きな刺激を受けたようです。
■ 発信と交流の午後
午後は、いよいよ自分たちの発表の時間です。
東北地方の他校とともに、これまでの研究成果を堂々と発表しました。多くの方々の前で繰り返し説明し、直接質問や助言をいただくことで、自分たちの課題を多角的な視点で見つめ直すことができました。
自分たちの発表後は、他校のブースを回って発表を聞きました。同世代の熱心なプレゼンテーションに触れ、研究のまとめ方や伝え方について多くのヒントを得たようです。
■ 東北大学の学びに触れる
活動の合間には、東北大学の自然史標本館を見学しました。貴重な標本や専門的な展示を間近にし、大学というアカデミックな雰囲気を感じる貴重な機会となりました。
■ 今後の活動に向けて
今回のセミナーを通じて、生徒たちは「視野が広がった」だけでなく、研究へのモチベーションがさらに向上した様子でした。 多くの交流から得た知見を糧に、これからの研究がどう進化していくのか、今から非常に楽しみです。
【2学年 課題研究】1・2学年合同課題研究
1月15日(木)の5・6校時に、1年生と2年生が合同で課題研究を行いました。
この時間は、互いの視点を取り入れながら研究内容を見つめ直し、考察を深めるための大切な機会となりました。
2年生にとっては、これまで積み重ねてきた研究を振り返り、1年生から新たな視点や意見を得ることで、研究の方向性を磨く貴重な時間となりました。1年生にとっては、上級生の研究の進め方や工夫を実際に見たり聞いたりすることで、今後の課題研究の見通しを立てる良い学びにつながりました。
生徒の感想を一部紹介します。
~生徒の感想~
・1年生にこれからの研究のコツや自分たちがつまずいた所を伝えることができました。1年生からも質問やアドバイスをもらったので今後の課題研究に活かしていきたいです。(2年)
・自分たちだけの視点で捉えていた課題を、新しい視点で捉えることができて、より学びが深まりました。スライドの見やすさ、興味を持てたか、実現後の懸念点など1年生の視点で教えてもらったので改善していきたいと思います。(2年)